2013/02/28

若い世代に考えてほしい、企業の社会的責任


ProfessionalとしてCSRを考える
「CSR」という言葉は、5年程前に比べて認知度は飛躍的に上昇しましたが、まだ多くの人にとって馴染みが薄く、「社会貢献活動」「環境保護活動」「寄付」などの印象が強いために、本来の意味や可能性が見えにくくなっている現状があると考えています。このブログを通じて、自分がCSRについて見たり聞いたり読んだりしたことをまとめ、特にこれからプロフェッショナルとして様々な領域で活動していく若い世代の人たちに、CSRの重要性と可能性を認識して貰えたらと考えています。


私はフランスのパリ郊外のビジネススクールで勉強した後、今年の1月よりロンドンにある社会的責任投資の国際的な調査会社で働いています。社会的責任投資についてはまた詳細を投稿したいと思いますが、社会的責任投資の調査会社での仕事を通じて、

  • 責任ある企業行動を促すインセンティブ
  • 責任ある企業行動の適切な評価方法
  • 責任ある企業行動のベストプラクティス

などを勉強したいと思っています。

欧州において、企業の力を持続可能な社会の発展に繋げるにはどうすれば良いか、より良い社会を実現する為の原動力としていくには何が必要なのかということを考え、行動している人たちのことを何人も見聞きしてきました。日本企業の多くも様々な要因からCSRの重要性や必要性を認識し、ここ10年ほどで大企業を中心にCSR関連部署の設置やCSRレポートの作成等の行動を一気に進めてきました。今後の課題は各企業の中でCSRの重要性がしっかりと浸透していくことであり、これからの経営や経済を担っていく若い世代がCSRに積極的に取り組むことだと思います。

このブログによって若い世代の人たちがCSRについて具体的な問題意識を持ち、それぞれのプロフェッショナルの領域で責任を持って行動し、周りの人達にその意識がどんどん伝播ていくことに繋がればと思っています。

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